【応用編】分野別検算:指数
今回のテーマは「指数」の応用編です!
これまで学習した指数の性質を用いて、2次方程式と組み合わせた問題に取り組んでみましょう。
問題
\( a\)を定数とする。\(x\)の方程式 \( 4^{x+1} – 2^{x+4} + 5 a + 6 = 0 \) が異なる2つの正の解を持つような\( a \) の値の範囲を求めよ。
(日本女子大)
方針
これがただの2次方程式だったら解の配置問題になりますね。そこで、なんとか知っている形に持ち込めないか考えます。
指数の性質を利用して、以下の関係を使えばできそうですね! $$ \color{red}{4^x = {(2^x)}^2} $$
ただし、2次方程式にした後の解の範囲に注意しましょう。
解答
与えられた式から、 $$ 4×{(2^x)}^2 – 16× 2^x + 5 a + 6 = 0 $$ ここで、\( \color{red}{2^x = t} \)とおくと、方程式の左辺を\( f(t) \) として、$$ f(t) = 4 t^2 – 16t + 5a + 6 = 0 $$
\( \color{red}{x>0} \) のとき、\( \color{red}{t> 1} \) なので、
文字を\( 2^x = t \) と置き換えたことにより、文字の範囲も異なってきます。
すなわち、実数\(x \)が\( x>0 \) の範囲で動くとき、実数\(t\)は\( t>1 \)の範囲を動くので、
「\(x\)の2次方程式が異なる2つの 正の解 を持つこと」
「\(t\)の2次方程式が異なる2つの 1より大きい解 を持つこと 」
は同値になります。
条件は、「2次方程式 \( f(t) = 0 \) が\( t>1\)の範囲の異なる2解を持つこと 」である
判別式を\( D \)とすると、
・軸:\( t = 2 \color{red}{> 1} \)
・境界の正負:\( f(1) = 5a + 6 \)
・判別式:\( D = 256 – 16(5a+6) \)
であるので、求める条件は $$ f(1) > 0、D > 0 $$ $$ \Leftrightarrow 5a+6 > 0、16 – (5a + 6) >0 $$ $$ \Leftrightarrow \frac{6}{5} < a < 2 $$
検算:代入
与えられた方程式に、自分が求めた範囲にギリギリ入っている/入っていない数字を仮に代入してみましょう。
・\( t = 1 \)のとき、(範囲外)
\( f(t) = 4t^2 – 16 t + 11 = 0 \)より、\( t = 2 ± \frac{\sqrt{5}}{2} \) となりますが、\( \sqrt{5} ≒ 2.2 \) なので、小さい方の解はギリギリ1を下回ってしまい、確かに異なる2つの正の解にはなりません。
・\( t = 2 \) のとき、(ギリギリ範囲外)
\( f(t) = 4t^2 – 16t + 16 = 0 \) より、\( t = 2 \) (重解)となるので、\( x = 1 \)と1つだけの正の解になります。これは、\( t < 2 \) が判別式の \( D > 0 \) から来ていることを考えると当然ですね!
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